騎士王国シルヴァード、大魔術師王国イ=サード、サノット共和国、神聖王国ミノッツの四国の同盟で計画された、対魔物戦線の司令部であり、連合軍の本拠地である。 義勇兵の募集もここで行っている。 |
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副官ブラッド |
カール< 「了解しました。 ふたりは訓練場に移動しました。 |
カール・グスタフ |
ブラッド< ブラッドの言葉に僅かに笑みを零し |
副官ブラッド |
カール< にっ、と笑い、また不意に調子を戻す。 |
カール・グスタフ |
ブラッド< 急に改まり、剣を捧げる彼にカールは膝を折り、同じ目線までしゃがむ。 |
衛兵隊長 |
カール< この隊長は得たり、というような笑みを浮かべる。 |
カール・グスタフ |
衛兵隊長< その男の言葉に僅かに口元に笑みを漏らす。 |
衛兵隊長 |
カール< 次々にいわれることばに、大仰に腕を広げてみせる。 |
カール・グスタフ |
衛兵隊長< 「あぁ、確かに、暇を持て余しているな」 矢継ぎ早に質問をしたあと、 |
衛兵隊長 |
カール< 「いや、大したことではないですよ。 |
カール・グスタフ |
衛兵隊長< カールは声のする方に振り向いた。 |
衛兵隊長 |
カールが考え込んでいると、奥からやってきた壮年の男が彼に気がつき、声を掛けてくる。 カール< 「もしや、遊撃隊長殿では?」 |
カール・グスタフ |
そうそうと、立ち去るベリアルをカールは呆然と見詰めていた。 「・・・まさか、本当に一瞬で…」 カールは辺りを見回し、そこらを調べまわっていた。 「この、石の触感は間違い無く本物・・・外壁に着いた無数の傷も生々しい・・・夢ではないな」 自嘲気味に肩を竦めると、カールは改めて考える。 (さて、ここに着いたはいいが、肝心の兵がくるまで数日はかかるだろう・・・これから、どうしたものかな?) |
GM |
ベリアルの魔法で、カールは天幕の入り口に位置する広場に一瞬で移動した。 「私は、奥ですることがありますので、先に行っています。 カール殿はしばらくの間は自由になさってください。 準備ができましたらお呼びしますので」 言って、ベリアルは立ち去った。 |
GM |
天幕という名の付いた石造りの砦は、地下の数層からなっている。 第一層には大部屋が幾つも造られていて、講堂や営舎として使用されている。その下に広がる第二層は、転じて細い通路ばかりになり、迷路のような構造をしている。これらはひと月ばかりかけて調査して地図が作成され、安全の確保がされた。 後、第三、第四と層が続いているが、これらは立ち入りが禁止されている。 |