PBeM
〜Dragon Pursurs〜
竜追い達の唄

サノット共和国
ラームナードで唯一、議会制の共和政をとる国。
稀有な体制のそれはまだ未熟だが、国民は誇りを持って国を動かそうとしている。

:サノット共和国 “煉獄”闘技場:
 贖罪の場の名を持つ闘技場。
 各国から腕自慢の者どもが、富と名声を求めてやってくる場所。
 名のある実力者から、無名の新米まで、探そうと思えば幾らでも人材は見つかる。

投稿(件名…闘技場)
説明
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受付

「闘技に参加したいのかい?
 ならばまず、説明書きを呼んでくれなくちゃな。
 ……、とっくに読んでいるって。なんだ、はじめてじゃあないのかい。だったら話は早い。
 ここに全員分の名前と肩書き、種族に、参加する種目を書いて、必要なら参加料を払ってくれ」

 

≪“煉獄”闘技場≫

施設
控室
詳細戦闘
リングA リングB リングC
曖昧戦闘
リングD リングE リングF
特別戦闘
大闘技場
 


 
シュリ

「俺を・・・生かしていたことを後悔させてやる・・・
 仲間を恋人を殺した分もまとめて・・・必ず」
 血が滲み滴るほど拳を握り締め闘技場を背に歩き出す。

 
受付

シュリ<

「あ、ああ。
 賞金の800Rdだ。そら」
 金貨の入った皮袋を放り投げる。



 
シュリ

受付<

「・・・・賞金を貰いにきた」
 冷たくその一言をいい受け取る。



 
シュリ

受付<

「そうか・・・知らないか」
 動揺には気づいていたがとぼけて言われたようにエントリー料を払い、指示に従い内部へと向かう。途中足を止め振り向き、
「もし見かけたら連絡してくれ・・・しばらくはここに厄介になる」
 飢えた獣のような切れ長い目で見つめ、指示されたリングへ向かい消える。
「待っていろ・・・必ず見つけて・・・殺す!!」
 抑え切れない殺気を放ちリングに上がる。

リングAへ



 
受付

シュリ<

「んん?」
 言われたとおりに書類に必要事項を記入しはじめてから、シュリの言葉に眉をひそめる。シュリの視線にやや気圧されつつも、口を開く。
「黒い宝石だと。
 いや、さすがにそんなけったいなやつは見たことがないな。
 それはそうと、現世界の対人戦だな。参加費用は200ルディだ」
 受付員はどこか動揺を見せながら言った。



 
シュリ

 毎回闘技に参加する者、観戦する者で賑わう闘技場
 熱気とざわめきの中一人の男がやってくる
 人だかりの中自然とその男のためのように道ができる
 男の名はシュリ、傭兵上がりの冒険者でいろいろと黒い噂の絶えない人物である
 曰く「奴はバーサーカーだ」と曰く「奴は死者の血をすする吸血鬼だ」と
 その噂に拍車をかけるようにシュリの外見は異様であった
 血で染まったような髪と瞳、帰り血でくすんだ皮鎧
 シュリは回りの視線や奇異の瞳など眼中にないように受け付けに向かい、

受付<

「まずは現実、対人を申し出る」
 間をおいて、
「この闘技場に片目に黒い宝石をはめ込んだ男はいないか?」

 冷たい視線で受け付けを見つめ問う。



 
受付

レイヴィス<

「よし。オーケー。じゃあ、あんたはリングCに向かってくれ」



 
GM

レイヴィスは200ルディを払った。

 
受付

レイヴィス<

「あんたは、じゃあ、200ルディだな」



 
レイヴィス・エルド・ルーイン

レイヴィスは静かな足音で受付のところまで行く。
闘技場への参加、そして現世界、対人戦と用件だけを述べていた。

 
ケアレス・ランカークス

ケアレスは闘技場の試合を見ていた……
(おっ、丁度はじまるらしいな。……挑戦者はどっちだ?)
それはカイ、グレイル、アリスの試合だった。

(…………どうやらあの若者と少女のコンビが挑戦者らしいが)
そこでケアレスの眉間に皺が出来、厳しい表情となる
(……あの女顔の…恐らく男だろうが……
気配や動きからして何者だ?)

そうしてケアレスはその試合を見入っていた。



 
ケアレス・ランカークス

「さて…………そろそろ、誰かよさげな人を探しに……ここにきた物だが」
そう言ってケアレスは闘技場の中をきょろきょろを見回す。
様々な戦士や魔道師と行ったものを見かけるのだがどうもぱっとしない。
「しょうがない……気長にさがすか」
そう言って闘技場内をうろつくことにした。


 
槍使いクリス

リチャード<

「ああ。それでは、な」
槍を立てて正礼をし、クリスはその場を立ち去った。



 
リチャード・ハードカースル

クリス<

リチャードは、羊皮紙を受け取った。

「ミノッツのギルドですね。分かりました。
―――必ず行かせて頂きます。」

そして、にっこり微笑んだ。



 
槍使いクリス

リチャード<

「あれも、俺の全力さ。楽しかったよ」
ふ、と笑い、リチャードの手を握る。
「そう…それで、君の腕と人格を見込んで話があるんだが」
言いかけ、ふと思い立ったように首を横に振る。
「いや、性急だったか。頼みたいことがあるのだが、君にも君の仕事があろう。もしよければ、だが、時間が出来たらで構わん。ミノッツのギルドに来てくれないか?」
そして、羊皮紙を取り出して文字を書き連ね、リチャードに示す。
「そこで、これを見せれば私の…俺のところに連絡が来るようになっている。話はそれからしよう。…受け取ってもらえるか?」



 
リチャード・ハードカースル

クリス<

「いや、不満な訳はないですが……僕に、あれ以上あなたと戦う力はなかった。
正真正銘、全力でぶつかりました。ただ……」
そこで、一旦言葉が途切れる。
「あなたは、最初から全力ではなかった気がしまして。それだけです。
正直、僕も楽しかった。スリル、昂揚感……ありがとうございました。」

そして、握手を求めた。



 
槍使いクリス

声を掛けてきたリチャードに振り向く。
目は親しみを示すように細められている。

リチャード<

「来たか。君を待っていた」
言い、リチャードの顔に残る感情を見て取って、
「どうした、先ほどの戦いに納得でも行かなかったか?」



 
リチャード・ハードカースル

闘技場から出るリチャード……その表情、喜びはしているが、重い。
(辛勝だった。長びけば不利は明白だった……僕も、まだ修行が足りない)

ん……あの出口に佇む男、もしや……?

クリス<

「クリスさんですか?」
リチャードは、そう声をかけた。



 
槍使いクリス

闘技場の出口付近で壁に身体を持たれかけさせながら佇む。
自分を倒した、あのリチャードを待っているのだ。
「ふむ…」
一つ、嘆息する。

 
GM

「ああ。さすがに普通だったら断る所だがな。
冒険者の場合は、外見上の年齢なんて当てにゃならん。
一般人じゃないなら大丈夫だ。
“黄泉路”の“対魔戦”だな。OK……」

手続きを済ませ、グレイルとカイは控え室へと向かった。
大した時間も待たず、彼等に出番が訪れた。

闘技者はリングへ



 
グレイル・ソリュ―ド

受け付け<

「ああ、黄泉路の対魔戦で頼む、そこにいるカイと私で組んで出たいのだが…出来るか?」



 
カイ・フォーティラス

グレイル<

「それじゃ、グレイルさん、後お願いね♪」

完全に他人任せ……としか言い様がないのだが彼女からみて闘技場は初めて訪れる所。
回りを見るとやはりそれは様々な物が飾ってあったりして彼女の好奇心をそそるのであった。
少女はグレイルと呼んだ、精悍な男性の剣士に声をかけた後返事を待たずにその場から離れていった。

その後、少女はあちらこちらにある、珍しい物へと駆け寄って、様々な角度から眺めていた。
やはりそこにあるのは珍しく彼女の眼は輝いていた。
その少女の名前はカイ・フォーティラス。
体格、年齢はまだ子供であるのだが立派な冒険者の一人であった。



 
GM

「ああ、現世界、対人戦だな?
名前は? リチャードか」
受付の男は、手続きを済ませてからリチャードを控え室へと向かわせた。
控え室で待つこと数分。リチャードの番が訪れた。

闘技者はリングへ



 
リチャード・ハードカースル

(サノットの闘技場……かの名高き闘技場、今ここに、僕がいる)
少し緊張気味なリチャード。そう、彼は闘技に参加しようとしている。
剣の腕に不安があるわけではないが、
やはりこれが競技だと思うと、違和感はあった。

受付<

「すいません! 参加、よろしいでしょうか?
えっと……初めてだし、とりあえず「現世界」「対人戦」でお願いします」
不安はまだある。だが、彼は父から貰った獅子大剣の鞘に触れると、
気持ちが自然と落ち着いてくるのが分かる。

(……よし!)



 
GM


"煉獄"闘技場には今日も人がひしめき合っていた。
金を求めて訪れた戦士や、その戦士の戦いを観戦にきた人々。
その中に、また一人…。